びっくり納豆

納豆1800円と聞いたらどう思います?

ちなみに私が地元のスーパーで日頃買う上等の納豆が二つで200円前後だ。但しこのカップ入りの納豆は一個40グラムなので二つで80グラム。1800円と書いている納豆はなんと500グラム入りなので、単純に考えれば決してベラボーに高価なものではない。

 

 この納豆、出会いを後悔するぐらい旨い。正直なところ、豆腐の味には徹底的にこだわってきたが、納豆の味にはそれほどのこだわりが無かった。普段食べている鎌倉山納豆は十分に美味しいし、時々奮発して求める丹波の黒豆の納豆に至っては、それだけて十分に酒が楽しめる。

 

 さてこの納豆、蓋を開けた途端に香りがただものではないことに気づく。次にそこらの納豆の倍はあろうかという巨大な大豆に驚く。一口つまんで、その食感が姿に似合わずとても優しいことに驚く。辛子もタレも薬味も要らないうまさがなんとも言えない。

説明書によれば稲わらやマコモの葉など自然の植物に住む天然の納豆菌だけで発酵させるとあるが、要は昔の納豆そのものということだ。

 

 私はたまたま藤沢のとあるマルシェのイベントで出会ったのだが、納豆を作っているのは大阪のらくだ坂納豆工房というお店で、2021年創業というのだからまたびっくり。

送料もあり、気軽に取り寄せというわけにいかないが、自慢の窯で焼くこいつの納豆ピザは想像を絶する旨さが見えるようだ、我が家の人寄せ企画の定番の一品となるかもしれない。